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6次産業化商品ってなあに?

2022.10.26

生産者のこだわりが詰まった商品「6次産業化」とは?

最近よく聞く「6次産業化」という言葉。
皆さん、どんな意味があるかご存じでしょうか?この記事では、6次産業化の由来や6次産業化商品の魅力をご紹介していきます。

6次産業化とは?

6次産業化とは、生産者が生産(1次)から加工(2次)、販売(3次)までを手がける産業のことを指します。1次産業、2次産業、3次産業の、1、2、3を掛けて6になることから、6次産業化といわれています。

愛情を込めて育てた野菜や果物などを、自らの手で、加工品にして届ける。そんな生産者・製造者ともに明確な“6次産業化商品”には、生産者の想いがたっぷり詰まっています。

岐阜県内にも、果物の風味を生かしたスイーツや、鮎を使った加工品など、多彩な“6次産業化商品”が溢れています。

生産現場に潜入!「6次化産業商品」が販売されるまで

農薬を使わず丹精に育てた柚子を専門に生産、加工、販売する関市の「かみのほゆず」さんの生産現場に潜入!
順を追って生産過程をリポートします♪

生産(1次)

上之保地区にある各農家さんや自社で栽培する柚子を集果します。9~10月は青ゆずを、11~12月は黄色に熟れた柚子の収穫期です。
「かみのほゆず」では、農薬を使わずに栽培することがこだわり。きれいな水が豊富にあることや昼夜の寒暖差が大きいことなどから、糖度が高くジューシーな実が特徴です。

収果した柚子を選定します。
青果として販売されるものと、加工品になるもの、果汁のみを使用されるものに手作業で一つずつしっかりと選別されます。

加工(2次)

加工品には柚子皮を使用するため、皮のきれいな部分が多いものと、果汁として使用する柚子がそれぞれ加工場へと運ばれます。上之保の柚子は、丹精込めて無農薬で作られているので、皮ごと調理ができるのが特徴。

皮がきれいな柚子は、一つひとつ、手作業で汚れや傷を取り除き、皮だけをきれいに剥いていきます。

その後、柚子の皮をペースト状にしたり、パウダーにしたり、皮を使用してジャムを煮込んだりして種類豊富な加工品を製造。農産加工は自前で行うことを重視しており、発案から試作・製造・品質管理・出荷まで、すべて自社で取り組んでいます。

オリジナル商品は18種類。ゆずちゃ、マーマレード、ゆずこしょう、ゆず七味、ポン酢にジュース、ゼリーやリキュールまで、どれも天然出汁、てんさい糖などを使ったシンプルな材料で、柚子そのものの爽やかな風味や酸味を生かしています。

販売(3次)

販路開拓も自社で行っており、自社で商談を行い、取り扱い店舗を拡大中です。
現在では、上之保直営店や自社ECサイトをはじめ、GIFTS PREMIUMや岐阜県内の道の駅、サービスエリアなど様々な販路を確保するほか輸出にも取り組み、日本はもとより世界の人々へ商品を届けています。

そのほかどんな商品があるの?

十六兆の鮎加工品

鮎料理専門店が作る、鮎の生産から加工まで手掛ける商品。水の都「大垣の地下水」で育てた子持ちの鮎だけを使用した「子持ち鮎しぐれ」、ふっくらとした食感とほんのり残る鮎の香りが特徴の「鮎アヒージョ」、鮎アヒージョの燻製仕立て「スモーク鮎アヒージョ」などがあります。

梅田建設の黒にんにく

地元である山県市の荒廃農地を活用して栽培した山県市のにんにくブランド「元気玉」を使用。にんにくを長期熟成させることで、驚くほどに甘くフルーティーな仕上がりになっています。

飛騨高山よしま農園の漬物

飛騨高山で自社栽培した新鮮な無農薬自然栽培野菜を使用。添加物を使わず塩だけで乳酸発酵させる伝統的な製法で作る漬物は、適度な酸味と塩味の中にコクを感じる昔ながらの味わい。

6次産業化商品の魅力は、なんといっても顔が見える生産者が、自ら販売までを一貫して手掛けているということ。買い手にとっては、安心安全な高品質な商品を購入することができ、生産者にとっては流通を介さないことで所得向上という効果や、直接消費者とつながることでやりがいの向上などにもつながっています。

あなたもぜひ一度、6次産業化商品を手にとってみてください。生産者のこだわりと想いが詰まった商品を手に取ることは、生産者の応援や、地域活性化につながります。

公式通販サイトでは、6次産業化商品も多数取り扱っています。ぜひチェックしてみてくださいね。